3Dレーザースキャナーは対象物に触れることなく、レーザーによって地形や構造物の表面形状を三次元の点群データで取得できる計測器です。
取得した点群データは、パソコン画面上でいろいろな角度・方向から確認することができます。測定した現地に赴くことができないときも現況を知ることができます。任意の場所で横断・縦断図を作成することも可能です。作成した各種データは、数種類の出力ファイルとして納品が可能です。(例:LandXML・SIMA・横断SIMA・点群テキストファイルなど)また、専用システムがない方もデータの閲覧が可能なファイルをご用意しています。
これからの活用として、人が立ち入ることが出来ない場所の測量、複雑な構造物、重要文化財・遺跡の測量、急傾斜法面計測、土量計測など幅広い現場に用いられることが期待されます。
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●構造物
当社ビルを3Dレーザースキャナーで計測を行いました。
右側が画像、左側が取得した点群データです。外壁の色や看板の文字も判別することができます。
構造物にメンテナンスが必要となった場合、データを得ることで修復箇所の位置特定、修復部材のサイズや形状の計測など詳細な業務利用ができます。また、定期的に計測を行うことで、経年変化を確認することもできます。
●急傾斜地
人が立ち入ることができない場所や大規模な造成工事など離れた場所からデータを取得できるので測量作業員の安全を確保することが出来ます。
土木工事における運土量や処分場の埋め立て量などを計測することができます。
任意の場所で横断・縦断図を作成することができます。
●重要文化財・遺跡
対象物に触れることなく計測をすることができるので、文化財を傷つけることなく詳細なデータを取得できます。
歴史的建造物などは設計図面が残っていない場合が考えられます。取得したデータを元に図面作成をすることも可能です。
遺跡発掘調査後は埋め戻すことがあり、写真等で記録を残しますが、遺跡の全体像や細かな位置などデータを取得することもできます。